高崎のブルース工房からお届けします(着払い)

秘境グンマーのギター工房「ブルース工房」からお届けしております(´∀`)

ぼくらのカテゴリーはエラーしている件について 前編

こんにちは、ブルース工房主人の黒猫モズライトです

 


定期的にブログやろうとしても上手くいかないもんですなぁ(他人事)

しかし今回はブログで書きたいことがありましたのでようやく投稿しました

 

 

 

前のブログでは当工房のエンドーサー、鶴見のモンスターバードについて書かせてもらいましたね

彼も事あるごとに使い心地をツイッターでレビューしてくれたり意見をくれたりしてくれてて有り難い存在なんです

 


そのおかげあってか、私が東京でやっていたバンドのベースの友人からセミオーダーの依頼を頂きましたので、その件についての投稿です

 


彼は私が東京時代の最後に参加していたバンドのベーシストで、メインではすでにリッケンバッカーやヴァンザントのベースを使ってるのでなかなか緊張感ある依頼でした

 


依頼品は白のジャズベ、メイプル指板。

そしてテーマは「スラップ専用機」

うーむ、難しいぜ

 

土台となるのは、たまたま持ってたブライアンのジャズベがメイプル指板だったので塗装剥がしてやってみよう!ということになりました

群馬のジャンクシーンでメイプル指板ってなかなか出ないのよね…

密かにお気に入りくらいのものだったから土台とするには申し分なかったのです!

 


そしてプルスイッチを採用した「シリーズ配線」の依頼、調べまくって今回初挑戦です!

覚えればなんとでもできそうだねぇ

 

 

 

 


さて、元ネタはコイツ↓

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ちなみに改造済みでネタでストラトのノブを乗せている

 


この時点ではピックアップ以外のパーツ全取っ替えしている

 

 

 

こいつを剥がして白に塗装しました

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(細かくは撮ってないんだよなぁ)

 

で、第1形態がこちら↓

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ピックアップ以外の配線は取り替え、ペグとブリッジはオリジナルのまま

 

 


ただし、この段階でこれでいいのか?って不安も若干あったのだった。

 


理由は以前にエンドーサーの鶴見と熊谷のスタジオにありったけのベース持ってって試奏会した時のこと(やはり実際使う音量としっかりしたアンプで鳴らしたほうがいいだろうという理屈から鶴見に依頼)

 


このベースを鶴見にテストしてもらうと何やら気になることを言い出したのだった

 

 

 

 

 

 

鶴見「このジャズベプレベの音がする」

 

 

 

 

 

 

(´∀`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(・Д・)は?

 

 

 

 

 


なーに言ってんだこいつ?とは思ったが、事実持ってきていたプレベと弾き比べると確かにプレベの音がする…

 

 

 

 


なぁにこれぇーー???

 

 

 

おそらく、というか確信犯はピックアップ。

 


どうやらバッカスユニバースとブライアンのジャズベプレベっぽい音がするらしい。

 


替えのジャズベピックアップなんて今はないし、とりあえずアマゾンで某中華製の安ピックアップポチっておく(ただし到着は2週間かかる)

 

 

 

 


それ以外でできる範囲のこと

弦高調整、オクターブ調整、ノイズ処理、ナット交換、クリーニングは出来る限りは尽くすけど、ピックアップだけはこの時点ではどうしようもできない

安ギターベースのオリジナルの個体差とでも言うのだろうか、こういうところで支障きたしかねないのだった

 

 


そして、引き渡し当日は高崎から鈍行で東京まで片道2時間の旅。

 

 

 

数万年ぶりにお久しぶりなベースの○山氏。

ちょくちょくお子さんの話を聞いてもうそんなに時間経ったのかーとおじさんは思うのでした

出産祝いがつい最近だと思ってたのになぁ…時間の流れって早いねぇ

 


スタジオに入り、最小限の装備できた工具を広げる。

出張ブルース工房である。

 


ネックの調整、弦高調整、そしてコンデンサーのチョイス等を対応させていただいております

 

 

 

ちなみに当工房が一見さんお断りと偉そうに掲げてる理由はここにこだわりたいからなのです。

「使う人に合わせたセットアップ」。

最終的には使い手の理想に寄り添うしかないんだよなぁ、最近はつくづくそんな風に思います

 

 

 

 


弾き倒してもらうこと2時間、よく吟味してもらって、結果は一度持ち帰り。

理由はピックアップ、出音がプレベ

一応中華製のピックアップ持ってきたけど入らないしスタジオも時間切れ。あちゃー

 

 

 

こればかりは仕方ない、納得してもらえなかったら修正は必要、さらに一度で完璧なものを仕上げられる自信は今はない。

依頼主にゴミを押し付けるマネは商売人として俺も納得いかないからだ。

 


スタジオ後、依頼主の○山氏行きつけの西新宿飲み屋で酒も入れつつヒアリングをする

実際どうだっかの感想、

そして充分ではなかった理想のヒアリング。

ここが甘いとどうもできないんだよなぁと、今回の反省点であった。

 

 

 

この度は一度群馬に依頼ベースは持ち帰り、再度調整をする。

しかし、依頼主の○山氏から「ある提案」をされて、事は面白いことになっていくのである。

 

 

 

 


後半へ続く